看護師の仕事は体力勝負であり、体力作りは元気に勤務を続ける上で欠かせない。しかし、激務に追われる病棟看護師は、体力作りのために十分な時間を確保することが難しいだろう。
そのため、看護師は短時間で効率的に体力作りを行う必要があります。
看護師の仕事は患者の身体を支える業務が多いことから、腰を傷めないよう配慮しなければならない。腰を強くするトレーニングとしては、腹筋が挙げられるが、それに加えて体幹トレーニングも有効である。
体幹はインナーマッスルとも呼ばれ、筋力を最大限に発揮する上で欠かせない重要な基幹部だ。上腕二頭筋や背筋を鍛えると体力作りが進んだように見えるが、体幹を鍛えなければ、十分に力を出せないだけでなく、無理に力を使えば関節や腰椎を傷める原因となる。
体幹は、右足で立ち腰上まで上げた左膝頭に右肘を付けるなど、ゆっくりとした動作で効果的に鍛えられる。同様に右膝頭を上げて左肘を付ける動作も繰り返し、数十秒それぞれの片足で立つトレーニングをすれば、毎日数回のトレーニングだけで体幹が鍛えられるだろう。
看護師の激務の後、疲れた体に鞭打ってジムなどで汗を流すのは逆効果だ。疲れている時は、ヨガマットの上でゆっくりとアイソメトリックをしたり、軽い体操をしたりして、軽く汗ばむ程度が望ましい。
アイソメトリックは、自分の腕や足を使って筋肉に負荷をかけ、ゆっくりと伸縮させる筋トレ法だ。浴槽に温めのお湯を満たし、半身浴をしながら、手足をお湯の中で動かしてアイソメトリックをすることも、血行を良くし、体力アップにつながるだろう。
このような静態トレーニングは筋トレ用具がない自宅で女性でも簡単にできるため、非常に便利だ。